コラム

コラム

~ シャンプーの矛盾 本当に汚れだけが落ちて有効成分は残るのか?~

少し考えてみてください・・・育毛シャンプーやスカルプシャンプーには育毛促進する有効成分が謳われており、それと同時に頭皮や髪を洗浄しますが、そもそもシャンプーには汚れだけは落として、有効成分だけ残留させるというような事ができるなら、シャンプーには人間の都合が良くなるような、まるで知能ともいえるような働きがあるという事になります。

コラム【界面活性剤による洗浄性質の「落とし穴」うさぎの耳で実証】にもあるとおり、一般のシャンプーは界面活性剤によって洗浄力を生み出しているので汚れと水・・・そして人体にまでも浸透する性質を持ちます。

毛髪を一本でも多く蘇らせたい人は「頭皮の皮脂は完全になくしてはならない」・・・と信じていて気にしている方もいます。
本当にそれでよいのか・・・?
コラム【それを続けたら毛母細胞が破壊される!?】で説明されている通り、「毛穴に詰まった皮脂などがハゲや薄毛の原因」は実は消費者が実態から目を背けさせるための説である可能性があります。

それらのことからするとシャンプーの有効成分だけではなく、体に有害な成分まで残留させている事になります。
毛穴のスポットの皮脂は綺麗に落とせたけど「頭皮の皮脂は完全になくしてはならない」ということには矛盾があり、一般消費者の弱みに植えつけられた、メーカーの都合の良いイメージにすり替えられ、効果を期待しているという具合になります。

本当に有効成分だけが残るのか・・・残念な事に界面活性剤にはそのような能力はないので、単に消費者は誤認しているといえます。
したがって界面活性剤によって生み出されたシャンプーである限り、育毛剤と洗髪とが一つの製品になったものではなく、製品別でお使いになられた方が無難だといえます。
また、当然シャンプーとリンスが一体になったオールインワンタイプがありますが、使うなとはいいませんが、界面活性作用の浸透作用を考えると特に成分には注意を配るべき事になります。
とくに植物油来だからとか関係なく、界面活性剤によって生み出される洗浄力で作られたシャンプーで洗髪をするなら、有効成分や効能を切り離し、界面活性剤や添加剤を含んだ皮脂をしっかり落とすことを心がける必要があるのです。

カテゴリーColumn Category

ページの先頭に戻る